タイヤの耐用年数を延ばすうえで役立つアドバイスや、最小トレッドの深さとタイヤ空気圧に関する重要な情報をご提供いたします。

安全性、快適性、エネルギー消費はタイヤによっても影響を受けます。

安全性、快適性、エネルギー消費はタイヤによっても影響を受けます。

タイヤのサプライヤー、識別番号、サイズ、クラスなどに関する情報が記載されたEUタイヤラベル

EUタイヤラベルは、タイヤ特性の概要を示します。

EUタイヤラベルはEU域内で販売される新品タイヤ全てに貼付するよう義務付けられています。エネルギー効率の等級が車の燃費にどのような影響を及ぼすのか、こちらでご確認ください。また、ウェットグリップやアイスアンドスノーグリップなど、タイヤ特性に関する記号が何を意味しているかについても解説いたします。

タイヤの層

車のタイヤは、かなりの酷使にも耐える必要があるため、複雑な構造をしています。すべてのタイヤは接地面とタイヤの基礎構造で構成されています。

1. トレッド(溝) 道路を効果的にグリップし、水を吸い上げて排水します。

2. ジョイントレスバンデージ – 高速化を可能にします。

3. スチールコードベルト層 – 走行安定性と転がり抵抗を最適化します。

4. テキスタイルコードインサート – 内圧が高くなってもタイヤの形状を維持します。

5. インナーライナー – タイヤの気密性を保持します。

6. サイドウォール – タイヤを横方向の損傷から保護します。

7. エイペックス – 走行安定性、ステアリング動作、快適な応答性をサポートします。

8. スチールコア – リムにしっかりとフィットさせます。

9. タイヤ用ビード補強材 – 走行安定性と正確なステアリング動作をサポートします。

タイヤトレッド

最小トレッド深さの測定

タイヤの粗いトレッド溝には、高さ1.6mmの小さな突起部があり、これは必須の最小トレッドの深さを表しています。これをお客様のタイヤと比較すると、タイヤの摩耗度がわかります。この溝に1ユーロ硬貨を入れるという方法もあります。同硬貨の金色エッジの幅は4mmであり、これはスタッドレスタイヤならびにオールシーズンタイヤに関して推奨される最小トレッドの深さに相当します。サマータイヤの場合は3mm以上をお勧めします。こちらのは、さまざまな国が推奨する最小トレッドの深さを示しています。

こちらのは、摩耗したスタッドレスタイヤが制動距離にどのように影響を及ぼすかを示しています。

1ユーロ硬貨を使用して溝の深さを測定する方法
  • 雪を巻き上げながら雪道を走行するフォルクスワーゲン トゥアレグ

    雪路面での制動距離

    ここでは、雪に覆われた道において、スタッドレスタイヤを装着した車両とサマータイヤを装着した車両とで制動距離を比較しています。適切なホイールを使用し、推奨されるトレッド深さを遵守することは、安全を確保するうえで非常に重要です。

  • 雪山を背景に、雪解けの濡れた路面を走るトゥアレグ

    濡れた路面での制動距離

    スタッドレスタイヤを装着した車両と、サマータイヤを装着した車両の濡れた路面での制動距離の違いを図で表しました。ご覧のように、トラクションが向上すると、制動距離が短くなり、事故のリスクも軽減されます。

フォルクスワーゲンのタイヤをチェックするサービススタッフ

タイヤに関するアドバイス

タイヤの寿命を延ばすためのアドバイスをいくつかまとめました。

タイヤ

タイヤの損傷

タイヤの最も一般的な損傷の種類については、こちらをご覧ください。

フォルクスワーゲンタイヤの異常な摩耗

タイヤの異常摩耗

対処が必要となる潜在的な不規則損傷パターンについては、こちらをご覧ください。

タイヤの空気圧

黄色のフォルクスワーゲン警告灯:タイヤ空気圧が低すぎるか、タイヤ管理ディスプレイの故障
警告灯

タイヤ空気圧が低すぎるおそれ

この警告灯が点灯している場合、ホイールのタイヤ空気圧が低下しているか、タイヤが構造的に損傷している可能性があります。お車をゆっくりと運転し、激しいステアリング操作やブレーキ操作を避け、できるだけ早急にタイヤをチェックしてください。すべて正常なのにまだ点灯している場合は、整備工場にシステムの点検をご依頼ください。警告ランプの詳細については、取扱説明書をご覧ください。

花が咲く庭に映える白のフォルクスワーゲン T-Roc
タイヤ空気圧監視システム

消費電力の低減と運転快適性の向上

タイヤの空気圧が低すぎると、すぐにタイヤの損傷につながり、人身傷害につながる多くの事故の原因となります。2014年11月以降、すべての新しいフォルクスワーゲン乗用車モデルは、工場出荷時において、タイヤ空気圧監視システムが装備されています。

タイヤ空気圧に関してよくある質問