オイル交換の時期について
オーナーズマニュアルまたは「サービスインターバルディスプレイ(整備間隔表示)」には、オイル交換時期に関する情報が明記されています。
エンジンオイルは高圧、抵抗、高温などの環境にさらされます。微粒子、酸、水などを中和するのがエンジンオイルの役目です。しかし、たとえ最高のエンジンオイルであっても時間の経過とともに劣化し、残留物が堆積するようになるため、オイルを定期的に交換する必要があるのです。特に1回あたりの走行距離が8km以下の運転や、渋滞走行、山道や雪道など、エンジンに負荷がかかる運転の多い場合には年に1度のオイル交換をおすすめします。
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オイルフィルターは、エンジン内のオイルに吸収された燃焼残留物や汚染物を収集しますが、これらもすべて時間の経過とともに堆積します。したがって、同時に交換する必要があります。フォルクスワーゲン正規ディーラーでは、さらにシールとオイルドレンプラグも交換します。
モデルイヤー、エンジンの種類、パーティキュレートフィルターの有無により指定されるフォルクスワーゲンオイル規格が異なります。詳しくはオーナーズマニュアルのエンジンオイル規格に関する記述をご確認ください。車両にパーティキュレートフィルターが装備されているかどうか不明な場合は正規ディーラーへお問い合わせください。
VW508.00/VW509.00は2018年モデル以降の特定のエンジンに適合する新世代のエンジンオイルです。従来のエンジンオイルと比較して燃料消費量とCO2排出量の低減を実現しています。新世代のエンジンは小型化され、かつ過給機、パーティキュレートフィルター(排気ガス処理装置)が装備されています。排気ガス浄化装置がススの堆積で詰まってしまうことを防ぐため硫黄や窒素などの不純物をほとんど含まない状態まで精製したベースオイルを使用しています。指定のエンジンにのみ使用可能となるため、適合については正規ディーラーへお問い合わせください。
フォルクスワーゲンがオイルサプライヤーと協力のうえ設定したさまざまな要求性能を規格として定めています。指定されたエンジンオイル規格と異なるものを使用すると、エンジンが損傷する危険性があります。その場合、保証規定に基づく整備を受ける権利が失われます。したがって、安心してお車にお乗りいただくためにもメーカーの指定するエンジンオイル規格をご使用ください。
ここでは、エンジンオイルに関連する警告表示の概要をご説明します。どう対処すべきかご確認ください。さらなる詳細については、マニュアルにも記載されています。
この警告灯は、エンジンオイルレベルが低すぎるか、エンジンオイルシステムに問題があることを示しています。
このマークが点灯している場合は、エンジン圧力が低すぎます。この場合、以下のようにしてください。
最高のエンジンオイルであっても、エンジンを保護するには正しい量が充填されていなければなりません。オイルが少なすぎると金属どうしが擦れてエンジンを損傷する可能性があります。多すぎると燃焼室に入り込み、触媒コンバータを損傷する可能性があります。そのため、定期的にオイルレベルをチェックするようにしてください。正しい測定方法については、こちらをお読みください。
フォルクスワーゲンの中心部分やその他の重要コンポーネントに関する詳細を是非ご確認ください。
フォルクスワーゲン車に最高の性能を発揮させるには、お客様のお車に合った適切なオイルが必要です。さまざまな種類の概要をご覧になりたい方のために、エンジンオイルの特長とメリットをまとめました。